教育関連

ロルファー養成トレーニング
Basic Rolfing Training

ロルフィングの世界を知って、ロルファーになるってどうすればいいんだろうという気持ちを持った方へのご案内です。
ロルファーになるためには、ロルファー養成トレーニング(Basic Rolfing Training)を受けて、認定を受ける必要があります。
そのトレーニングは、ロルフ・インスティテュート及び各地のロルフィング協会で開催されています。
初めてカラダの仕事を始めようと思っている方、すでに他の訓練を受けてカラダの仕事をしている方、どちらの方へも、ロルフ・インスティテュートは扉を開いています。

5つのエリアを学びます。受講生は、これらを理解し、その繋がりを学ぶことが必要です。認定のための指標となっています。

○Seeing(見ること)身体の見方、捉え方
○Touch(タッチ)
○Embodiment(体験的理解)
○Therapeutic Relationship(セラピューティック・リレーションシップ)
○Didactic(知識)

全体で、731時間のトレーニングです。3つのフェーズに分かれており、通常は、12〜18ヶ月かかります。学習内容は・・・

○ロルフィングSI(SI:Structural Integration)という視点から見た解剖学、生理学、運動学
○タッチを通して区別化する能力
○ロルフィングSIの原則
○構造的なパターンと機能的なパターンを認識する方法
○ロルフィングの10シリーズとムーブメント・セッションを行う能力
○プラクティス・ビルディングの技術
○プロとしての倫理学

  • 1. 高校卒業またはそれと同等の能力

  • 2.以下の要件を満たす方

    a. 高等教育機関における少なくとも60単位の学業成績証明書
    b. または、成人教育プログラムにおけるコースの終了証明書
    c. または、同等の経験などを記載した文章の提出
    (2〜3ページのライフ・エクスペリエンス・エッセイの提出。エッセイに関する質問などはAdmissions Departmentに連絡してください。)

  • 3. 出願と入学に関するフォームの提出

  • 4. 履歴書の提出と証明写真

  • 5. 公認ロルファーからのロルフィング・10シリーズ受領証明書*

  • 6.フェーズ2が始まる前までに、公認ロルフ・ムーブメント・プラクティショナーからのムーブメント・セッション(3セッション)の受領書

  • 7.50ドルの出願料(入学が認められなかった場合、または、入学同意書に署名する前の場合は、返還されます。)

  • 8.米国以外からの生徒:I-20/M-1 Visaの必要性をクラスの始まる60日前までには知らせてください。

必要な場合、それまでにパケットも提出してください。

注意点

※出願に関して、インタビューが必要となる場合があります。
※医療行為を現在受けている生徒は、かかりつけ医に相談の上、10シリーズを受けてください。
フェーズ2では、クラス内で10シリーズを受けることになりますので、その点も相談しておいてください。

フェーズ1 ロルフィングSIのための基礎

218時間〜6週間の集中コース

コースの概要

このコースは、マッサージやボディワークの正式なトレーニングの経験がない生徒に向けた6週間の集中コースで、ロルフィングSIを学び実践していくのに必要な基本的な技術と学術的な知識を提供します。解剖学、運動学、生理学をロルフィングSIの視点から学びます。スキルフル・タッチのトレーニングを通して、触診やタッチを学びます。
そのほかにも、プロフェッショナルとして必要なスキル〜クライアントとの関係性などを学んでいきます。フェーズ2の前にパスしなければならない、ライフ・サイエンス試験に向けたものも含まれます。クラスの間は、主に生徒同士でタッチの練習や触診などを行い、経験を積んでいきます。この間に、ムーブメントも紹介されます。6週間の最後の方では、スキルフル・タッチ・クリニックにおいて、講師のスーパーバイズの元、地域の実際のクライアントにワークをすることも含まれます。
このフェーズ1を修了し、次のフェーズ2を開始するまでに3ヶ月以上の自己学習を必要としています。生徒はスキルフル・タッチの練習を50時間、ライフ・サイエンスの自己学習の継続が必要です。フェーズ1の期間中に、講師との協力のもと、この3ヶ月間の自己学習の計画を立てます。
フェーズ1の修了とそのほかの必要事項を満たしたのち、次のフェーズ2に入学することが可能となります。

コースの目的

生徒は以下のことを学びます。
○ロルフィング SIとロルフ博士についての科学、歴史、発展についての基本的な知識
○身体の構造と機能の基礎的な理解に必要な解剖、生理学、運動学の理解
○関節の動きを含む解剖学なそれぞれの構造とその関係性についてわかる能力
○タッチを通して、体内の骨、筋、結合組織の質を区別化する能力。筋筋膜の層、組織の層状の・構造、介入による結合
組織の反応する質感、それぞれのクライアントに適したタッチを適応する能力。
○クライアントの主な必要性を認識し、ワークする方法によって介入する能力
○介入の効果を評価する能力
○セラピューティック・リレーションシップと個人の関係性の違いの理解と、倫理や他のプロフェッショナルとしての考えに基づいた セラピューティック・リレーションシップの状況できちんとした行動を取る方法の理解
○スキルフル・タッチとロルフィングSIを学ぶ個人的なスキル
○バランスのとれた75分のスキルフル・タッチのセッションを行う能力
○適切なバウンダリーを保つことにより安全な環境を作る能力
○スキルフル・タッチのセッションをする際のボディユース
○スキルフル・タッチのセッションを行う際、自身とクライアントの体への気づきを一定に保つ能力
○セッション中、クライアントの感情的な反応について気づき、責任を持つこと
○セッションの流れなのかで、クライアントの参加を促すことができる能力
○ロルフィングSIの実践をしていく上で必要な原理と哲学の基礎的な理解
○ムーブメントの探求を通して、自身の身体のより高い統合を目指す能力
○知覚の広がりとコミュニケーションを通して、反応、繋がり、繋がりのない状態を理解、経験、認識する能力

クラスのフォーマットなど

講師陣:生徒数の比は、1:10まで。
この6週間の集中コースは、週5で、8:30〜18:00
ご注意ください:このコースでは、ロルフィングSI自体を教えるわけではありません。
このコースの修了後では、生徒はまだRolfer™、Rolfing®という用語の使用は、許可されません。

フェーズ2 ロルフィングSIとムーブメントの体現

244時間〜8週間の集中コース

受講要件

1.フェーズ1が修了していること
2.フェーズ1後に、スキルフル・タッチの50時間の実習と個別の課題が完了していること
3.フェーズ2が始まる4週間前までに2つのエッセイの提出と受領
4.ライフ・サイエンス試験の合格
5.フェーズ2が始まる6ヶ月前までに10シリーズを受領したことを証明する認定ロルファーからの証明書。
6.フェーズ2が始まる前までにロルフ・ムーブメントのセッションを公認ロルフ・ムーブメント・プラクティショナーから受領し、証明書を提出すること(5セッション)
7.あれば、他の学習確認書の提出(任意)

コースの概要

簡単な構造と機能のパターンを認識するのに必要なスキルを学ぶ。重力との関係の中で構造と機能を知覚することを学び、 ロルフィングSIとムーブメントの原則と介入の方法を身につける。

フェーズ2の第1週目:プリンシパル・ウィーク。この週は、ロルフィングSIのワークにおける原則と身体のパターンの機能的な面に集中して学習する。個別の探求、基礎的なレベルの技術、気づき、知覚、セラピューティックなスキルを学習する。
どのようにセッションを組み立て、クライアントの必要性に対応していくのか、初級の方法を学んでいく。その後続く7週間の間にこれらを磨いていく。

フェーズ2とフェーズ3の間に3ヶ月の自己学習が必要とされており、この間にフェーズ2から得た技術と知識を統合し、吸収していく。
この期間中に、公認ロルファーのメンターを受けることを強く推奨する。フェーズ2の修了と他の必要条件を満たしたのち、フェーズ3に入学することができる。

コースの目的

生徒には以下のことが提示される
○ロルフィングSIとムーブメントの基本的なパラダイムと原則
○初級レベルの理解:理論、実践、探求
○学習の異なるパラダイム、認識できるレベル、また、経験的、身体に高められるレベルでの理解
○プロセスを基にしたセラピーとゴールを基にしたセラピーとの違い
○クラスのメンバーと関係を持ちながら成熟した方法で、安全な学習の場を作り出す大切さ
○自身のムーブメントのパターンと体現
○身体的コンタクトと言語による介入をともに使いながらタッチの質を用いてワークする能力を評価する方法
○ロルフィングSIとムーブメントに対応したタッチを通して身体の様々なシステムを確認する能力。筋、骨、神経、器官、筋膜の区別化、機能の不具合の理解を含む。

クラスのフォーマットなど

講師陣:生徒数の比は、1:8まで。
この8週間のクラスは、第1週は、月曜日から金曜日まで、それ以降は月曜日から木曜日まで、通常8:30〜18:00まで。
このフェーズでは、生徒は、10シリーズと3つのムーブメント・セッションを行い、また、受けます。講義、デモ、臨床応用で生徒により広い視野でのロルフィングの経験を提供します。生徒は、ロルフィングSIへの構造的機能的アプローチを統合し、各セッションを適切に行う方法を学びます。筋膜的解剖、効果的な身体の使い方、クライアントとのコミュニケーション、構造的分析などがこのフェーズでの主要なものとなります。フェーズ2では、集中して、経験的な環境でロルフィング SIとムーブメントのプロセスに没頭することにより、思考的、身体的、感情的な変化に触れていきます。
クラスは、生徒が全てを学べるように、安全な環境が提供できるよう、デザインされています。
これには、クラスメートのクライアントの必要勢に答えつつ、自身の感情をマネージメントすることを学ぶことも含まれます。
講義はほぼ毎日行われ、週の1〜2日は、スーパーバイズのもと、セッションを行います。
パターンの認識に、クラスの時間は費やされます。お互い、または講師のモデルを観察することにより、知覚的なスキルを磨いていきます。
構造的、知覚的パターンを認識することを学び、それらにロルフィングSIとムーブメントの流れの中で効果的にワークしていくことに主眼が置かれます。もう一つの重要な部分は、クラスメートからワークを受ける経験をすることです。お互いの学びのために、フィードバックをしあうことも重要です。
フェーズ2のクラスでは、生徒は探求とオープン・マインドの精神を持つことが望まれます。
このコースを通して、ロルフィングのプロセス、自分自身について多くの発見をするでしょう。
また、クラスメートと人生の長い付き合い、また将来の仲間として、ベーシック・トレーニングの修了、フェーズ3に向かっていくでしょう。
フェーズ2と3の間に、タッチ、見ること、10シリーズについての理解、適用についてメンターを受けることを強く推奨します。

フェーズ3 ロルフィング理論の臨床応用

269時間〜8週間の集中コース

受講要件

1.フェーズ2の修了
2.フェーズ3の開始の4週前までに宿題の提出と受領
3.フェーズ2の講師陣からの許可
4.他の学習確認書の提出(任意)

コースの概要

このクラスでは、講師のスーパーバイズの元で地域の実際のクライアントにワークします。このフェーズ3を修了することで、 生徒はロルフ・インスティテュートのベーシック・トレーニング、ロルファー認定プログラムを完了します。

コースの目的

生徒は以下のことを得ます。
○ロルフィングSIとムーブメントの理論的/実践的基礎の理解
○構造的、機能的パターンがどのように発展するのかのより深い理解、これらを異なる視点からも探求できる能力
○地域のクライアントとの臨床を通して、ロルフィングSIとムーブメントのパラダイムと原則を利用する機会を得る
○講師のスーパーバイズの元で、援助を得ながら、プラクティショナーとしてロルフィングSIのゴールを引き出す能力
○講師のスーパーバイズの元で、ロルフィングの実際のワークをうまく適用させていく方法を学ぶ能力
○自身の行動に責任を持ち、講師や他の生徒からのフェードバックを受け入れ、統合させる能力
○クラスの環境において、参加という経験をすること。全ての生徒と講師と協力し合いながら、クラスのルールのもと、学習のための安全な環境を作り出していく。
○ 10シリーズとムーブメントのセッションを完了する能力
○現実社会で実際のクライアントにワークをする際に、彼らの様々のボディ・システムに対して、禁忌や病理を認識する能力。

クラスのフォーマットなど

講師陣:生徒数の比は、 1:8まで。
このクラスでは、8週間、月曜日から金曜日まで。クラスは8:30に始まり、遅くても19:30には終わりますが、クラス・クリニックのスケジュールによります。
フェーズ3では、フェーズ1、2で学んできた知識や技術を実際の現場に適用していきます。
それぞれの生徒は、インストラクターの指導のもと、10シリーズを地域のクライアント2名に行います。
それに加えて、ポスト10とムーブメントのセッションも行う場合もあります。
ワーク中、効果的な体の使い方や自分のケアにも注意しつつ、クライアントとの接し方、タッチの質、ボディ・リーディングも向上させていきましょう。プロとしての倫理、営業のスキルもクラスでは教えられます。実際のロルフィングのプラクティスに向けての独り立ちの準備です。
フェーズ3はトレーニングの臨床部分となります。10シリーズとムーブメントの理解を実際のクライアントとの場面で深めていきます。フェーズ2で学んだ自身のプロセスから、クライアントのプロセスへと視点を変えていきます。ロルフィングSIの原則を使いつつ、クライアントとセッションします。セラピューティック・リレーションシップは、学びの重要なプロセスです。
最終週までには、自信を持って、10シリーズとムーブメントが行えるようになるでしょう。クラスでは、講義、デモ、実技練習を通して、理解を深め、クライアントの個々の必要性に対応できる能力を身につけていきます。

フェーズ3はトレーニングの臨床部分となります。10シリーズとムーブメントの理解を実際のクライアントとの場面で深めていきます。
フェーズ2で学んだ自身のプロセスから、クライアントのプロセスへと視点を変えていきます。
ロルフィングSIの原則を使いつつ、クライアントとセッションします。セラピューティック・リレーションシップは、学びの重要なプロセスです。
最終週までには、自信を持って、10シリーズとムーブメントが行えるようになるでしょう。
クラスでは、講義、デモ、実技練習を通して、理解を深め、クライアントの個々の必要性に対応できる能力を身につけていきます。
生徒は、フルタイムのトレーニングで十分集中した学習ができるようによく休み、感情的のも準備する必要があります。フェーズ3の修了と他の必要事項を満たしたのち、生徒は公認ロルファーとして認められます。

注意・補足(日本ロルフィング協会より)

1.このページでは、基本的に米国コロラド州ボルダーに本部があるロルフ・インスティテュート(以下RISI)の情報(2017年)を載せています。
2.日本ロルフィング協会でトレーニングを開催する場合は、基本的な事項はRISIと同様ですが、地域的な格差もあり、入学要件、受講料などは、RISIと異なる場合があります。
3.他に、ロルファー養成トレーニングをしている団体は、European Rolfing Association(ヨーロッパ)、Associacao Brasileira de Rolfistas(ブラジル)、Rolfing Association of Canada(カナダ)があります。詳細は各団体にお問い合わせください。
4.ロルファー養成トレーニングには、3つのphaseがありますが、各団体で互換性があります。
5.日本ロルフィング協会では、各団体への斡旋などは行なっておりません。
6.ロルフィングの教育は、すべての団体で、基本的に英語で行われています。日本で行われる際は、通訳が入ります。